最終更新 : 2015/11/29
突然ですが、 みなさんは、以下の 3作品の第10話の共通点が分かるでしょうか?
- ゆゆ式
「楽しいから」 - きんいろモザイク
「すてきな五にんぐみ」 - 恋愛ラボ
「よりぬき生徒会 (撮り下ろし)」
日常系アニメ、第10話はオムニバス回?
答えは、いずれもバラバラのエピソードを並べた 「オムニバス回」だった、 ということです。
これは、ただの偶然でしょうか?
それとも、1クール日常系アニメの構成上、 何かしらの法則があるのでしょうか?
参考に、ゆゆ式ときんいろモザイクのスタッフインタビューを引用します。
(恋愛ラボは見つけられませんでした。情報求む。)
ゆゆ式
6人が一緒になる第9話のラストは実際一つのクライマックスとしても 描いています。
なので監督からの提案もあって、 次の第10話は小休止として時系列を気にせずに、 これまでのテーマごとにまとめていた回には入れられなかった、 短い脈絡のないお話を集めた番外編にしたんです。(シリーズ構成・高橋ナツコインタビュー : AniFavより引用)
きんいろモザイク
――第10話は少し特殊な構成の回でしたよね。
綾奈:一番思い切った回です。 これまでの回は4コマを季節やテーマごとにまとめて、 なるべくエピソードが繋がりやすいように気を使いながら 振り分けていたんですね。
でも、そこからどうしても漏れてしまう、 でもどうしてもやりたいエピソードというのがたくさんあって、 「なら、まとめてやってしまおう!」 とオムニバス形式にしました。(シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー : AniFavより引用)
文中、敬称略
2つのインタビューを読むと、 日常系アニメを構成するときの、 法則のようなものが見える気がします。
インタビューの共通点
- 各話の時系列やテーマを大事にしている
- それによって、漏れてしまうエピソードがある
- でも、どこかにそれを入れたい
オムニバス回は、なぜ第10話?
では、なぜオムニバス回が第10話なのでしょう?
これはただの推測ですが、
1クール作品は、12話、13話の場合が多くなります。
最終話に向けたまとめ直前の10話は、
番外編のような小休止を入れやすいからではないでしょうか?
参考
インタビュー記事引用元
-
総力特集! アニメ『ゆゆ式』(3)――シリーズ構成・高橋ナツコ インタビュー (後編) - AniFav
「普通のアニメでは当たり前のことが『ゆゆ式』では当たり前じゃない」(後編)
-
アニメ『きんいろモザイク』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー (中編) - AniFav
「百合というより、姉妹とか家族に近い関係」(中編)
-
AniFav
日本最大級を目指すアニメポータル「AniFav」
2015/1/17追記 : anifav終了のため、全てリンク切れです。
2015/11/29追記 : ゆゆ式の記事は、Blu-ray BOX に再録されたようです。
以下、ツイートの引用。
昨日発売の「ゆゆ式Blu-ray BOX」のブックレットには、
2013年にアニメポータルサイトAniFavに掲載された
ボリューム満点な特集も掲載!
その他スタッフインタビューや設定もあり、
読みごたえバッチリです♪
#yuyushiki
pic.twitter.com/dz13lbTJ3D
— TVアニメ「ゆゆ式」 (@yuyushiki_anime)
2015, 11月 27
2015/12/26追記 :
一部のブラウザで、ツイートが表示されないことがあったので、
リンクを追加しておきます。
(ツイートが表示されている方には、重複表記になります)
関連
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