9/13 : 不都合な真実 [健全ロボダイミダラー]から改題しました。
先日、放送が終了した、 健全ロボダイミダラーのウラ話。
最終回の又吉長官の演説が印象的でしたが、
あれには元ネタがあります。
そして、あの言葉には続きがあります。
それは、あの演説に感動した方には、
不都合な真実かもしれません。
又吉の演説
又吉の演説には、こんな言葉が出てきます。
「恋愛はただ性欲の文学的表現を受けたもの」
(健全ロボダイミダラー最終話より)
- 恋愛=性欲、表現方法が違うだけ
- 性欲のみを「不健全」とするのは、おかしなことだ
アニメの中ではこんな意味合いだったかと思います。
元ネタは、とある文豪の名言
この演説の元ネタは、芥川龍之介の名言
「恋愛はただ性欲の [詩的] 表現を受けたものである」
から、とったもの。
一部、表現が違うのは、
台詞として聞き取りやすくするためだそうです。
不都合な真実
そしてこの名言は、こう続きます。
「恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである。
少なくとも詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない。」
- むき出しの性欲は、恋愛とは呼べない
- 恋愛と性欲を同一視してはいけない
ということで、
実際は、真逆の意味の名言を、自分の都合よく解釈したものでした。
又吉の演説を、そのままの意味で受け取るのは、危ないかもしれません。
引用元
この記事は、健全ロボダイミダラー シリーズ構成 : 吉岡たかを ( @takawoy ) さんのツイートを再構成したものです。
最終回の又吉の頭悪い演説の元ネタは芥川龍之介の
「恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである」
という名言の引用です。
吉岡たかを @takawoy (1) 19:32 - 2014年6月26日
このあと
「少なくても詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない」
と続きますが、
ここまで至らないのが又吉という男なので 真に受けたら駄目です (笑)
吉岡たかを @takawoy (2) 19:33 - 2014年6月26日
詩的表現を文学的表現に変えたのは、 音にすると意味が分かりづらいから。
脚本は音だけで意味を理解させなきゃならないので、 こういう所は神経質使うのです。
吉岡たかを @takawoy (3) 19:33 - 2014年6月26日
特にああいうガチャガチャしたシーンの場合、 出来るだけ聞き取りやすいよう台詞を工夫してます。
…と、知られざる脚本技法の一つのお話しでした。
吉岡たかを @takawoy (4) 19:38 - 2014年6月26日
(文中、敬称略、句点追加、改行等の編集あり)
参考
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