DVD販社で分けてみる54 (その1) 販社別まとめ編

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[最終更新 2020/6/13 | 記事作成日 2020/3/15]

今回は、
2019年 1-12月期 終了アニメ のDVD販社別一覧表。
(第52-55回調査)
表に使用したのは、2020/5月現在のデータです。

これを見ると、 好調な会社、不調な会社がわかる...かも?


対象は、20社。
上位 5社で作品数の 1/3 を販売。
好評作品が多いのは、
アニプレックス、エイベックス、
ポニーキャニオン、メディアファクトリー など。


長くなったため、分割。
こちらは、販社別まとめ編です。


2020/6/13
集計データに誤りがあったため修正しました。


寸評

今回は、2019年の 1年分の集計。
評価数がある程度あった、グループ A、Bは、 20社。
作品数上位の 5社が、全体の 1/3強 を占めています。
(74 / 214、34.6%)

  1. 17本 : アニプレックス
  2. 17本 : メディアファクトリー
  3. 16本 : ポニーキャニオン
  4. 12本 : 角川
  5. 12本 : ハピネット

19社中、平均値以上の好評作品が 販売作品の半数を超えたのは、7社。
この内 6社は、全体の平均評価を上回っています。

好評作品の数は、
アニプレックス の、11本が最多。


好評作品の割合が半数以下ながら複数あったのは、7社。
この中で、評価が平均を超えたのは、4社。


好評作品が 1つでもあったのは、3社。
平均値以上の作品がない販社は、3社でした。


  • 平均値以上の作品 : 2本以上、販売作品の半数超

    1. +1.4200 [_6 / _6] ワーナー・ホーム・ビデオ
    2. +1.2200 [_5 / _6] キングレコード
    3. +1.2143 [_5 / _8] 東宝
    4. +1.1533 [_5 / _9] バップ
    5. +1.0750 [_4 / _7] バンダイナムコアーツ
    6. +1.0246 [11 / 17] アニプレックス
    7. +0.8022 [_7 / 11] エイベックス

  • 平均値以上の作品 : 2本以上、全販売作品の半数以下

    1. +1.2425 [_8 / 17] メディアファクトリー
    2. +1.0211 [_2 / _4] フライングドッグ
    3. +0.9031 [_8 / 16] ポニーキャニオン
    4. +0.8643 [_2 / _6] DMM pictures
    5. +0.3763 [_3 / 12] 角川
    6. +0.3667 [_2 / 10] NBCユニバーサル (ジェネオン)
    7. +0.3221 [_2 / 12] ハピネット

  • 平均値以上の作品 : 1本

    1. +0.7800 [_1 / _2] スマイラルアニメーション
    2. +0.6522 [_1 / _2] 松竹
    3. +0.4054 [_1 / _2] フロンティアワークス

  • 平均値以上の作品 : なし

    1. +0.2333 [_0 / _2] ソニーピクチャーズ
    2. +0.2245 [_0 / _3] オーバーラップ
    3. +0.1111 [_0 / _4] 彗星社


凡例

  • 平均評価 [好評数 / 作品数] 販社名

グループCは、評価数が少ないので除外しています。


以下、詳細データ


販社別データ

平均以上

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.8494 3898 209 18.7 +0.8764
A ワーナー・ホーム・ビデオ +1.4200 150 6 25.0 +1.5054
A メディアファクトリー +1.2425 400 17 23.5 +1.3089
A キングレコード +1.2200 150 6 25.0 +1.0574
A 東宝 +1.2143 196 8 24.5 +1.2410
B バップ +1.1533 137 9 15.2 +1.0693
A バンダイナムコアーツ +1.0750 160 7 22.9 +1.1500
A アニプレックス +1.0246 448 17 26.4 +1.1156
A フライングドッグ +1.0211 95 4 23.8 +0.9216
B ポニーキャニオン +0.9031 289 16 18.1 +0.9368
A DMM pictures +0.8643 140 6 23.3 +0.9579

平均以下

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.8494 3898 209 18.7 +0.8764
A エイベックス +0.8022 268 11 24.4 +1.0217
A スマイラルアニメーション +0.7800 50 2 25.0 (-)
A 松竹 +0.6522 46 2 23.0 .
B フロンティアワークス +0.4054 37 2 18.5 (+1.1667)
A 角川 +0.3763 295 12 24.6 +0.2988
B NBCユニバーサル (ジェネオン) +0.3667 180 10 18.0 +0.4731
B ハピネット +0.3221 208 12 17.3 +0.2885
B ソニーピクチャーズ +0.2333 30 2 15.0 (+0.1429)
B オーバーラップ +0.2245 49 3 16.3 +0.1522
B 彗星社 +0.1111 36 4 9.0 -0.0909

グループC

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.8494 3898 209 18.7 +0.8764
C ムービック +1.7500 28 1 28.0 (+1.7407)
C TRUSS +1.5833 12 1 12.0 (-)
C TCエンタテインメント +1.2000 10 1 10.0 (-)
C 講談社 +1.0000 21 1 21.0 (-)
C 一迅社 +0.8696 23 1 23.0 (-)
C 東映 +0.6667 6 1 6.0 (-)
C 埼玉音楽放送株式会社 +0.6129 31 1 31.0 (+0.6333)
C コロムビア +0.5385 26 1 26.0 (+0.6000)
C エグジットチューンズ +0.4000 10 1 10.0 (-)
C フリュー +0.3333 18 1 18.0 (-)
C ディズニー +0.0000 4 2 2.0 (-)

<組分けについて>

まずは、各販社を評価数を基準に、 3つのグループに分けていることを確認して下さい。
簡単に説明すると、A→B→Cと、だんだん評価数が少なくなります。
(データの誤差が大きくなります)


  • グループ A : 評価数が多い
    1作品あたりの評価数が平均値以上
  • グループ B : 評価数が少ない
    1作品あたりの評価数が平均値未満
  • グループ C : 評価があまりついていない
    作品数:1、または評価数の総計が、 1作品あたりの平均評価数(今回は、18.7)以下

[前回]

  • 2019/1~2019/9月期の平均値。
  • 2019/11月現在の数値を使用。
  • (数値)は、前回グループCのため、 比較してもあまり意味はありません。
  • (-) は、前回と同じ数値。
  • . は、前回は数値なし。

関連

以下、個別データ編は、別ページにしました。


過去記事


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