DVD販社で分けてみる58 (その1) 販社別まとめ編

カテゴリ : 連載記事

[最終更新 2021/3/14]

今回は、
2020/1月期 - 2020/12月期 終了アニメ のDVD販社別一覧表。
(第56-59回調査)
表に使用したのは、2021/2月現在のデータです。

これを見ると、 好調な会社、不調な会社がわかる...かも?


対象は、19社。
上位 5社で作品数の約 1/3 を販売。
好評作品が多いのは、
東宝、
ハピネット、
ポニーキャニオン、
メディアファクトリー など。


長くなったため、分割。
こちらは、販社別まとめ編です。


寸評

今回は、2020年の 1年分の集計。
評価数がある程度あった、グループ A、Bは、 19社。
作品数上位の 5社が、全体の約 1/3 を占めています。
(65 / 194、33.5%)

  1. 17本 : アニプレックス
  2. 15本 : メディアファクトリー
  3. 12本 : ポニーキャニオン
  4. 12本 : ハピネット
  5. _9本 : 角川

19社中、平均値以上の好評作品が 販売作品の半数を超えたのは、10社。
全作品の平均以上だったのは、8社あります。

好評作品の数は、
メディアファクトリー の、8本が最多。


好評作品の割合が半数以下ながら複数あったのは、4社。
この中で、評価が平均を超えたのは、0社。


好評作品が 1つでもあったのは、3社。
平均値以上の作品がない販社は、2社でした。


  • 平均値以上の作品 : 2本以上、販売作品の半数超

    1. +1.4875 [6 / _8] NBCユニバーサル (ジェネオン)
    2. +1.4156 [2 / _2] フリュー
    3. +1.3446 [4 / _5] バンダイナムコアーツ
    4. +1.2928 [5 / _8] エイベックス
    5. +1.2523 [2 / _3] キングレコード
    6. +1.2396 [7 / _8] 東宝
    7. +1.1935 [8 / 15] メディアファクトリー
    8. +0.9930 [7 / 12] ポニーキャニオン
    9. +0.9111 [7 / 12] ハピネット
    10. +0.8372 [5 / _9] 角川

  • 平均値以上の作品 : 2本以上、全販売作品の半数以下

    1. +0.8862 [5 / 17] アニプレックス
    2. +0.8739 [3 / _8] DMM pictures
    3. +0.7000 [2 / _4] バップ
    4. +0.5833 [2 / _4] 東映

  • 平均値以上の作品 : 1本

    1. +1.0192 [1 / _2] フライングドッグ
    2. +0.8582 [1 / _4] ワーナー・ホーム・ビデオ
    3. +0.4177 [1 / _4] ムービック

  • 平均値以上の作品 : なし

    1. +0.3377 [0 / _5] 彗星社
    2. △-0.3438 [0 / _2] 日本コロムビア


凡例

  • 平均評価 [好評数 / 作品数] 販社名
  • : 平均値以上

グループCは、評価数が少ないので除外しています。


以下、詳細データ


販社別データ

平均以上

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.9368 4760 194 24.5 +0.9263
A NBCユニバーサル (ジェネオン) +1.4875 240 8 30.0 +1.2946
A フリュー +1.4156 77 2 38.5 (+1.4324)
A バンダイナムコアーツ +1.3446 148 5 29.6 +0.9811
A エイベックス +1.2928 222 8 27.8 +1.2449
A キングレコード +1.2523 107 3 35.7 +1.5294
A 東宝 +1.2396 217 8 27.1 +1.0491
A メディアファクトリー +1.1935 527 15 35.1 +1.1304
A フライングドッグ +1.0192 52 2 26.0 (-)
B ポニーキャニオン +0.9930 287 12 23.9 +0.9828

平均以下

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.9368 4760 194 24.5 +0.9263
A ハピネット +0.9111 315 12 26.3 +0.9042
A アニプレックス +0.8862 580 17 34.1 +0.9378
A DMM pictures +0.8739 222 8 27.8 +0.9212
A ワーナー・ホーム・ビデオ +0.8582 141 4 35.3 +1.4615
A 角川 +0.8372 301 9 33.4 +1.0000
B バップ +0.7000 80 4 20.0 (-)
A 東映 +0.5833 120 4 30.0 +0.7857
B ムービック +0.4177 79 4 19.8 +0.6119
B 彗星社 +0.3377 77 5 15.4 +0.3231
B 日本コロムビア -0.3438 32 2 16.0 (-)

グループC

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.9368 4760 194 24.5 +0.9263
C TCエンタテインメント +2.0000 29 1 29.0 (-)
C 松竹 +1.6818 22 1 22.0 (+1.7143)
C ねこねこ日本史製作委員会 +1.3333 3 1 3.0 (-)
C スマイラルアニメーション +1.3182 22 1 22.0 .
C ブシロードミュージック +1.0526 38 1 38.0 .
C 埼玉音楽放送株式会社 +0.7143 28 1 28.0 (+0.7407)
C ソニーピクチャーズ +0.6522 23 1 23.0 (+0.6364)
C フロンティアワークス +0.3143 35 1 35.0 (-)
C ジーダス +0.2143 14 1 14.0 .
C アメイジングD.C. +0.0833 12 1 12.0 (-)
C リバプール +0.0000 8 1 8.0 (-)
C 「GIBIATE PROJECT」製作委員会 -0.3529 34 1 34.0 (△-0.3125)
C pickles records -0.5000 6 1 6.0 .
C ディズニー -2.0000 1 1 1.0 (-)

<組分けについて>

まずは、各販社を評価数を基準に、 3つのグループに分けていることを確認して下さい。
簡単に説明すると、A→B→Cと、だんだん評価数が少なくなります。
(データの誤差が大きくなります)


  • グループ A : 評価数が多い
    1作品あたりの評価数が平均値以上
  • グループ B : 評価数が少ない
    1作品あたりの評価数が平均値未満
  • グループ C : 評価があまりついていない
    作品数:1、または評価数の総計が、 1作品あたりの平均評価数(今回は、23.5)以下

[前回]

  • 2020/1~2020/6月期の平均値。
  • 2020/8月現在の数値を使用。
  • (数値)は、前回グループCのため、 比較してもあまり意味はありません。
  • (-) は、前回と同じ数値。
  • . は、前回は数値なし。

関連

以下、個別データ編は、別ページにしました。


過去記事


この記事へのコメント