DVD販社で分けてみる59 (その1) 販社別まとめ編

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[最終更新 2021/6/13]

今回は、
2020/4月期 - 2021/3月期 終了アニメ のDVD販社別一覧表。
(第57-60回調査)
表に使用したのは、2021/5月現在のデータです。

これを見ると、 好調な会社、不調な会社がわかる...かも?


対象は、21社。
上位 5社で作品数の約 1/3 を販売。
好評作品が多いのは、
アニプレックス、
東宝、
メディアファクトリー など。


長くなったため、分割。
こちらは、販社別まとめ編です。


寸評

今回は、2020年度の 1年分の集計。
評価数がある程度あった、グループ A、Bは、 21社。
作品数上位の 5社が、全体の約 1/3 を占めています。
(67 / 207、32.4%)

  1. 19本 : アニプレックス
  2. 14本 : メディアファクトリー
  3. 12本 : DMM pictures
  4. 11本 : ポニーキャニオン
  5. 11本 : ハピネット

21社中、平均値以上の好評作品が 販売作品の半数を超えたのは、9社。
全作品の平均以上だったのは、8社あります。

好評作品の数は、
アニプレックス、 東宝、 メディアファクトリー の 8本が最多。


好評作品の割合が半数以下ながら複数あったのは、5社。
この中で、評価が平均を超えたのは、2社。


好評作品が 1つでもあったのは、1社。
平均値以上の作品がない販社は、6社でした。


  • 平均値以上の作品 : 2本以上、販売作品の半数超

    1. +1.8023 [2 / _2] フリュー
    2. +1.7836 [8 / _8] 東宝
    3. +1.3137 [2 / _2] 松竹
    4. +1.2996 [6 / _8] NBCユニバーサル (ジェネオン)
    5. +1.2526 [2 / _3] キングレコード
    6. +1.1884 [8 / 14] メディアファクトリー
    7. +1.1423 [6 / _8] バンダイナムコアーツ
    8. +0.9204 [5 / _8] エイベックス
    9. +0.7483 [3 / _5] 東映

  • 平均値以上の作品 : 2本以上、全販売作品の半数以下

    1. +0.9351 [4 / 11] ポニーキャニオン
    2. +0.9049 [8 / 19] アニプレックス
    3. +0.8480 [5 / 11] ハピネット
    4. +0.7194 [4 / 12] DMM pictures
    5. +0.7152 [4 / _9] 角川

  • 平均値以上の作品 : 1本

    1. +0.9878 [1 / _3] フライングドッグ

  • 平均値以上の作品 : なし

    1. +0.5862 [0 / _2] ソニーピクチャーズ
    2. +0.4762 [0 / _3] ワーナー・ホーム・ビデオ
    3. +0.3038 [0 / _5] 彗星社
    4. +0.2667 [0 / _2] フロンティアワークス
    5. +0.1905 [0 / _4] ムービック
    6. -0.3438 [0 / _2] 日本コロムビア


凡例

  • 平均評価 [好評数 / 作品数] 販社名
  • : 平均値以上

グループCは、評価数が少ないので除外しています。


以下、詳細データ


販社別データ

平均以上

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.8930 5148 207 24.9 +0.9368
A フリュー +1.8023 86 2 43.0 +1.4156
A 東宝 +1.7836 268 8 33.5 +1.2396
A 松竹 +1.3137 51 2 25.5 (+1.6818)
A NBCユニバーサル (ジェネオン) +1.2996 277 8 34.6 +1.4875
A キングレコード +1.2526 95 3 31.7 +1.2523
A メディアファクトリー +1.1884 536 14 38.3 +1.1935
A バンダイナムコアーツ +1.1423 246 8 30.8 +1.3446
A フライングドッグ +0.9878 82 3 27.3 +1.0192
B ポニーキャニオン +0.9351 262 11 23.8 +0.9930
A エイベックス +0.9204 201 8 25.1 +1.2928
A アニプレックス +0.9049 652 19 34.3 +0.8862

平均以下

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.8930 5148 207 24.9 +0.9368
A ハピネット +0.8480 296 11 26.9 +0.9111
A 東映 +0.7483 143 5 28.6 +0.5833
A DMM pictures +0.7194 310 12 25.8 +0.8739
A 角川 +0.7152 302 9 33.6 +0.8372
A ソニーピクチャーズ +0.5862 58 2 29.0 (+0.6522)
A ワーナー・ホーム・ビデオ +0.4762 105 3 35.0 +0.8582
B 彗星社 +0.3038 79 5 15.8 +0.3377
B フロンティアワークス +0.2667 45 2 22.5 (+0.3143)
B ムービック +0.1905 84 4 21.0 +0.4177
B 日本コロムビア -0.3438 32 2 16.0 (-)

グループC

販社名 平均評価 評価数 作品数 平均評価数 前回
- 平均値 +0.8930 5148 207 24.9 +0.9368
C マーベラス +1.8333 18 1 18.0 .
C スマイラルアニメーション +1.3182 22 1 22.0 (-)
C ブシロードミュージック +1.0526 38 1 38.0 (-)
C ディズニー +1.0000 1 1 1.0 (△-2.0000)
C 埼玉音楽放送株式会社 +0.7143 28 1 28.0 (-)
C 一迅社 +0.6800 25 1 25.0 .
C ジーダス +0.2143 14 1 14.0 (-)
C アメイジングD.C. +0.0833 12 1 12.0 (-)
C 「GIBIATE PROJECT」製作委員会 -0.3529 34 1 34.0 (-)
C pickles records -0.5000 6 1 6.0 (-)

<組分けについて>

まずは、各販社を評価数を基準に、 3つのグループに分けていることを確認して下さい。
簡単に説明すると、A→B→Cと、だんだん評価数が少なくなります。
(データの誤差が大きくなります)


  • グループ A : 評価数が多い
    1作品あたりの評価数が平均値以上
  • グループ B : 評価数が少ない
    1作品あたりの評価数が平均値未満
  • グループ C : 評価があまりついていない
    作品数:1、または評価数の総計が、 1作品あたりの平均評価数(今回は、23.5)以下

[前回]

  • 2020/1~2020/12月期の平均値。
  • 2021/2月現在の数値を使用。
  • (数値)は、前回グループCのため、 比較してもあまり意味はありません。
  • (-) は、前回と同じ数値。
  • . は、前回は数値なし。

関連

以下、個別データ編は、別ページにしました。


過去記事


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